少し前に、OpenAIの Codex が Plus ユーザーにも開放されました。Proユーザーのレビューなどをみて「Codexを使いたいな、課金するかな」なんて悩んでいたので狂喜乱舞です。
早速 Codex の使い心地を確認したのですが、思わぬ罠に引っかかったのでメモを残します。
Codexとは
OpenAI が開発したクラウドベースのソフトウェアエンジニアリング エージェント。初期のバージョンでは codex-1 と呼ばれるモデルが採用されており、ベースモデルには o3 が用いられています。
エラー: GitHub でリポジトリを用意するだけでは使えない
GitHub でリポジトリを用意し、アプリを作ってもらおうとプロンプトを入力したところ、次のエラーが発生しました。
“GitHub リポジトリは Codex 内で使用するために初期化する必要があります。”
「リポジトリは存在するのに 初期化 とは?」と戸惑いましたが、 README を追加して 1 回コミット すれば解決します。
解決手順
IMPORTANTREADME ファイルを追加してコミットすることで解決できます。 方法は以下のいずれかを選択してください。
方法1: GUI で行う場合
GitHub リポジトリ画面で + ボタンから Add file → Create new file をクリックし、README.md
を作成して「Commit new file」を押す(内容は適当で OK)。
方法2: ローカルで行う場合
README.md
を作成 → git add README.md && git commit -m "docs: add README"
→ git push origin main
(または既定ブランチ名)。
共通: Codex で再度実行
Codex で再度プロンプトを実行すると、エラーが解消されます。
結論
README を追加してコミットするとエラーは発生しなくなりました。
LLM なので入力がないとうまく動作しない、というのは納得なのですが、そこはシステム側で用意してくれても良いのでは……と思ったりします。それでも Codex は信じられないほど便利 ですね。後日チュートリアルの記事も遊びがてら書く予定です。
今回使ったGitHubのリポジトリはこちらです。